日程

第9回姉妹校訪問・欧州農業視察 日程

ラ・ブロス農業高校にて

 本校は、1991年にフランスのラ・ブロス農業高等学校と姉妹校提携を結んで以来、3年に1度「姉妹校訪問・欧州農業視察」研修を実施してきました。第9回目となる今回の研修は、姉妹校への親善訪問のほか、フランスでのファームビジット(農家訪問と農業体験)やランジス中央市場の見学、オランダのスマートアグリ(先進技術を活用した農業)の視察を中心に、パリとアムステルダムを訪れ、両国の歴史や文化にも触れることのできるような旅程を計画しました。
 同窓会長・校長・生徒16名・保護者11名などからなる32名の視察団は、2016年7月22日にパリに向けて出発し、29日夜中部国際空港に帰国しました。その日程を簡単に紹介します。

※リンクをクリックすると、その場所の説明と参加生徒によるレポートが見られます。

2016年7月22日(金)

中部空港9:25発。大韓航空機でソウルを経由して、18:30パリに到着。(パリ泊)

日本人も韓国人も見た目があまり変わらないためか、CAさんがまず韓国語で話しかけてくるので困りました。簡単な韓国語も知っておけばよかったと思いました。ホテルに着くと、日本時間では真夜中だったのでとても眠く、風呂に入って翌日の用意をしたらすぐ眠ってしまいました。(1年生徒)

7月23日(土)

  朝9時過ぎにホテルを出て、パリの西イヴリーヌ(Yvelines)県のクラヴァン野菜農場(EARL Legumes de Cravent)で「ファームビジット」体験をしました。この農場が実践している有機農法と契約栽培のしくみについて説明をうかがいながら、キャベツ畑の除草作業やうねの整地などの作業を行いました。昼食はここで取れた新鮮なトマトなどをいただきながら、農場の手伝いに来ている契約消費者の方ともお話しできました。
夕方はバスの車窓から、観光客であふれる美しい町並みのパリ市内を見学しました。(パリ泊)

この日はファームビジットで、クラバン農場に農業体験に行きました。農場の方々はとても親切で、特に、一緒に昼食を食べたときにとても和やかに話しかけてくれて、楽しい時間を過ごすことができました。(2年生徒)

7月24日(日)

 この日は終日自由行動でした。オプショナルツアーに参加してモンサンミッシェルに行った人、ヴェルサイユ宮殿やルーブル美術館を見学した人、あるいは自力でパリを探検した人もいました。「ツール=ド=フランス」の最終日にあたり、凱旋門付近はとても賑わっていました。(パリ泊)

午前はルーブル美術館観光、午後はヴェルサイユ宮殿観光、夕方はセーヌ川ディナークルーズに出かけました。オプションをつけすぎると、僕自身疲れましたし、恐らく他の人でもとても疲れると思うのでしっかりと考えましょう。(2年生徒)

7月25日(月)

 朝7:30にホテルを出発し、南東のブルゴーニュ地方へ向かいました。10:00ころ姉妹校のラブロス農業高校(Lycee d'Auxerre la Brosse)に着きました。夏休み中にもかかわらず、グループ校の統括校長先生らが出迎えていただき、校内・寮の食堂・農場などを見学しました。その後、オーセール市のレストランで昼食を一緒にとり、歴史あるオーセールの町並みを案内してもらいながら、両校の友好を深めました。(パリ泊)

 説明を聞きながら高校の中を見学しました。校内は、いろいろな絵が飾られていてカラフルでした。校舎から農場までは、遠く上り坂で大変でしたが、上った後に見えた景色はとてもきれいでした。高校見学が終わった後、レストランに移動して昼ご飯を食べました。近くを歩いたら、町中レンガで作ってあってとてもおしゃれでした。(3年生徒)

7月26日(火)

 朝7:00にホテルを出て、ヨーロッパ最大の規模を誇るランジス中央市場(Marche International de Rungis)の精肉・乳製品・野菜・花の各パヴィリオンを見学しました。

 簡易防護カッパを着て入って見えた、沢山の生肉となって吊るされた牛!その後には大きなチーズ、めったにない野菜やフルーツ、色取り取りの花がずらりと並んでいました。(2年生徒)

 パリ・ノール駅12:25発の国際特急タリスに乗って、ベルギーを越え、オランダのアムステルダム中央駅には定刻通り15:42に着きました。国境の手続きは一切なく、国内を移動する感覚で移動できることは驚きでした。アムステルダムの町は運河に囲まれ、自転車が我が物顔に疾走していました。(アムステルダム泊)

7月27日(水)

 早朝6:00にホテルを出発します。アムステルダムから南西に10kmあまり行ったアールスメール(Aalsmeer)にある世界最大規模の花市場(Royal Flora Holland)には7:00に到着し、2時間あまり見学しました。取扱量の多さ、効率的な競りや運搬のしくみなど、驚かされることばかりでした。その後、デン=ハーグ市(Den Haag)郊外のトマトワールド(Tomato World)で、スマートアグリによるトマト栽培の実際を勉強しました。様々な先端技術を駆使し、生産効率を極限まで高める一方、環境や持続可能性にも配慮した農業にとても興味が湧きました。
午後はアムステルダムに戻り、運河ツアーでこの町の歴史を学びました。(アムステルダム泊)

 形、大きさ、色、様々なトマトがありました。小さな根本から天に伸びるように生えるトマトの苗は壮観でした。運河クルーズ。小雨が降ったりなどで天気はあまりよくありませんでしたがきれいな景色が見られてよかったです。(2年生徒)

7月28日(木)

 この日は1日、自由行動の日でした。キンデルダイクに風車を見に行った人、アムステルダムの美術館を回った人、お土産を調達した人、それぞれ最後の日を思い思いに過ごしました。17:00過ぎにホテルに集合し、スキポール空港へ向かいます。21:20発の大韓航空で帰国の途につきました。(機内泊)

この日は1日自由行動の日でした。ホテルがショッピング街の中にあったので、電車などは全く使わず歩いて行動しました。オランダではフランスより英語を話す人が多かったです。外国にきて7日目だったので耳も少し英語に慣れてきて、英語を聞き取ることができたときは嬉しかったです。(3年生徒)

7月29日(金)

ソウルで乗り継いで、中部空港には定刻よりやや遅れ、夜の21:30ころ到着しました。全員無事で、大きなトラブルもなく、それぞれの思い出を胸に帰国できました。

フライト時間は10時間くらいでした。座って寝るので首が痛くなったりしてあまり長くは眠れませんでした。でも疲れていたので、5時間くらいは寝ることができました。行きよりフライト時間が短かったので飛行機による疲れはあまりありませんでした。(3年生徒)