トマトワールド

トマトワールド (Tomato World) 2016年7月27日(水)訪問

紹介

アムステルダムの南西約70km、デン=ハーグ市郊外にある。6軒のトマト農家が、トマトに関する情報を発信するために設立した。
トマトを栽培する温室は、気温や湿度、水や栄養分を管理し、二酸化炭素を供給することで、収量が最大になるようコントロールされている。また、再生可能な培地の利用、害虫には生物農薬(天敵)で対応することなど、環境にも配慮した農業を行っている。

Tomato World ▽トマトワールドとは▽
・広さは32ヘクタール ←東京ドーム約7個分!!
・1500平米の温室で、形や色、サイズもさまざまなトマトを80種類、育てている。そのトマトを見て味わうことができる。
・トマトは健康的で持続的な食べ物であり、それを多くの人に伝えるためにこの施設ができた。
・生産者が毎年毎年改善して作っている。
・学生や政府から政策を作る人たちや料理人、食に関する人たちがここに学びに来る。

▽トマト▽
・1%日の光が低ければ1%生産量が落ちるといわれている。
・トマトは一週間でとても成長し15枚の葉をつける。

▽まとめ▽
 私は、今回トマトワールドを見学して日本とオランダの農業の違いをとても感じました。日本で温室と聞けば天井が低いなどのイメージをしていたけれど、天井はとても高くガラス張りで酸素など光の量などすべてのことをコンピューターで管理しているのにも驚きました。日本で見たことのないトマトを食べることができてよかったです。(2年生徒)

●トマトワールドとは…トマトを栽培する6つの企業が集まっているところ。
●なぜトマトなのか…オランダの子供の肥満をなくすために、おやつの代わりに野菜を食べるようにしたため。
●トマトワールドの役割…トマトの情報発信センター。販売者、学生、政府、料理人、メディアなどに、トマトについて知ってもらうための場所。
●トマトワールドの目的…「見て、触って、味わう」「種から最終製品になるまでを知ってもらう」

↑トマトが試食できるスペース。 大きいトマトから小さなトマトまで様々。世界中のトマトが並んでいる。ちなみに、日本のトマトは酸味が少なく甘いらしい。

●トマト栽培の工夫
・バイオ(有機栽培)で生産。
・トマトのつるをひもでつるし、1.5mの長さまで栽培できるようにしている。
・ビニールのパイプ…CO2が通る。
・下の太いパイプ…温水が通る。
・害虫を益虫に殺させる。
・春に、エサの入った巣箱を置くことで、鳥が害虫を食べにやってくる。
●まとめ
 トマト一つを育てるために、様々な工夫がされていました。私はトマトを生産する側ではないので、詳しいことは分からないのですが、農薬に頼らずにこんな立派なトマトができるのは、簡単なことではなくとても大変なことなのだということがよくわかりました。(2年生徒)